報告
老人保健法に基づく第3回機能訓練事業全国実態調査報告―介護保険制度中間年改正前調査(平成14年7月)―1. 機能訓練事業中止と再開の理由
澤 俊二
1
,
大田 仁史
1
,
岩井 浩一
1
,
安岡 利一
1
,
大仲 功一
1
,
伊佐地 隆
1
1茨城県立医療大学
pp.543-546
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100911
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われわれは平成10年7月,介護保険制度開始前に,機能訓練事業未実施の市区町村を除く全国3,334市区町村(98.9%)の機能訓練事業実施施設に対して,郵送法による第1回全国アンケート調査を実施した.発送4,395施設中3,389施設の有効回答を得た.機能訓練事業の必要性を91%の施設が実感しながらも,介護保険制度開始後の事業内容の変化を予兆するものだった1).
その後旧厚生省からの通達により,今後はA型からB型への移行を進める,すなわち,介護保険制度で寝たきり度A~Cを対象にし,機能訓練事業ではJランクの虚弱老人を対象にしてゆく役割分担が打ち出された.
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