Japanese
English
今月の主題 子宮頸癌の予防と検査
話題
子宮頸癌検診受診率向上を目指して
Aiming at medical examination rate improvement of cancer of uterine cervix detection survey
室谷 哲弥
1
,
小屋松 安子
1
,
永田 順子
1
,
小田 瑞恵
1
,
大村 峯夫
1
Tetsuya MUROYA
1
1こころとからだの元氣プラザ婦人科
キーワード:
子宮頸癌検診
,
細胞診
,
受診率
Keyword:
子宮頸癌検診
,
細胞診
,
受診率
pp.1453-1457
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102842
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1.はじめに
先進諸外国の子宮頸癌検診受診率はおおむね70~80%前後であるのに対して,わが国ではおよそ20数%と低率である.実際は自己検診を考え25~30%と推定される(表1).
特に若年層受診率は顕著に低い.受診率が20%以下では死亡率減少効果は少ない.特に25~35歳の10年間の受診率向上が重要であり,今後,受診率を少なくとも50%以上に高める必要がある.受診率の向上は死亡率の激減につながることと考えられる.その他,受診間隔や回数など費用効率の問題,ヒト乳頭腫ウイルス(human papillomavirus;HPV)検査を検診にどのような形で取り入れて行くか課題が残されている.
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