特別寄稿
「伊豆高原アートフェスティバル」で地域づくりを楽しむ
宮迫 千鶴
pp.707-710
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100464
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年1回,5月のさわやかな緑の風の中で行ってきた「伊豆高原アートフェスティバル」は,2004年の今年で,第12回目を迎えた.伊豆高原の別荘地という特殊な条件の町で,おもに「ホームギャラリー」と名づけた自宅を開放して自由な展覧会をするという試みだが,今年は地元の小・中・高校を含めて86カ所のギャラリーができた.
参加資格はアマチュアとプロの区別なく,ジャンルは自由,「5点以上の展示作品」があればよいというものだ.あちこちで行われているアートフェスティバルのほとんどはプロの作家たちの発表の場であるが,伊豆高原アートフェスティバルはその大半がアマチュアの人たちであり,現在の日本でもめずらしい活動になっている.
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