特集 公衆衛生の構造改革
リーダーシップの養成―英米との対比から
林 謙治
1
1国立保健医療科学院
pp.31-34
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100337
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
リーダーシップとは,組織目的を達成するための一手段であると定義される.なぜならばリーダーシップを発揮することによって組織パフォーマンスが高まり,その結果組織の目的が達成されると期待されるからである.欧米で言うリーダーシップは,個人に焦点を当てた議論であるが,日本をはじめアジア諸国ではむしろ,集団の機能として論じることが多いと指摘されている1).
1990年にバブル経済が崩壊して以降,長期にわたる景気低迷が続き,それを克服すべく過程の中ですさまじいリストラが行われ,この中で特に大企業におけるリーダーシップのあり方が問われ,議論されてきた.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.