特別記事
[座談会]日本の疫学と公衆衛生の未来を考える②―研究と現場の間にある疫学
寶珠山 務
1,7
,
寺田 勇人
2
,
築島 恵理
3
,
大石 修
4
,
小橋 元
5
,
大木 いずみ
6
1産業医科大学産業生態科学研究所環境疫学教室
2渋谷区立恵比寿保健相談所
3札幌市保健所
4東京都健康局医療サービス部感染症対策課
5北海道大学大学院医学研究科予防医学講座老年保険医学分野
6自治医科大学公衆衛生学
7日本疫学会「疫学の未来を語る若手の集い」
pp.376-383
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100383
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寶珠山(司会) 前号に引き続いて,日本の疫学と公衆衛生の未来を考える座談会の第2弾を進めたいと思います.参加者は,日本疫学会の「疫学の未来を語る若手の集い」(以下,「若手の会」)の世話人メンバー3人と,保健所や行政等,公衆衛生の現場でご活躍中の3人の若手医師の方々です.今日はこの6人で,研究と現場の間にある疫学の姿を大いに語り,浮かび上がらせてみたいと思います.
公衆衛生業務と疫学との接点は?
寶珠山 早速ですが,地域保健など公衆衛生の現場では,疫学との接点をどのように見出せるのでしょうか.
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