連載 エイズ対策を評価する・13
わが国におけるエイズ対策(下)
関山 昌人
1
,
稲垣 智一
2
,
川口 竜助
3
,
上野 泰弘
4
1前厚生労働省疾病対策課,現厚生労働省医政局国立病院課
2東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
3前厚生労働省疾病対策課,大阪府泉佐野保健所地域保健課
4東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
pp.57-60
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100325
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コンドームは重要.
コミュニケーションが必要
関山 今回予防対策において,興味深い議論が出てきました.コンドームは重要.ただし,セックス自体,これはコミュニケーションの1つの形態であるとみなせるというわけです.青少年に対してコミュニケーション能力をきちんとつけていく.それは家庭でも学校教育の中でもやる.一義的には親がきちんとやらなくてはいけない,そういうことが今回のエイズ予防指針の中で議論されました.
稲垣(司会) そこのところがわからなくて.私,コンドーム一辺倒のエイズ教育って見たことないんです.コンドーム一辺倒のエイズ教育があるとして,それを批判しているような記述なのですが,そんなものどこにあったんだろうという….
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