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『ナイチンゲール助産論 Introductory Notes on Lying-in Institutions』
堀内 成子
1
1聖路加国際大学
pp.163
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134781680790020163
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出産で亡くなった女性たちの歴史を知り,原因追究と改善,現代の感染予防に繋がるケアと管理,医療建築を学ぶことのできる本である。
「『産院覚え書・序説』訳者 論考」には,1870年代の時代背景,医療事情,ナイチンゲールの考え方が記され,タイムマシーンで一気に時代を遡った感がある。中でも興味をひいたのは,「理想とする産院の設計図」。ナイチンゲールは『病院覚え書』(1863)で,「病院がそなえているべき第一の必要条件は,病院は病人に害を与えないことである」と記し,感染を防止することのできる設計図を自ら描いて提示したとある。

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