--------------------
次号予告・編集後記
高橋
pp.172
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300020172
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「具体的な状況を聞くと介入のアドバイスをしたくなると思いますが、ぐっと堪えます」。今回の特集で、一番印象に残ったフレーズがこちらです。きっと他者(家族)にアドバイスしたくなる機会が多いからでしょう。家族との日々で感じるのが、意見の対立が生じた際に、「十分に対話する」というプロセスを経ると緊張がほぐれることです。人によっては当たり前のように感じるかもしれませんが、場面や状況が変わると途端に意識できなくなることがあるので、忘れないように書きました。前号でも利用者さんとの対話をあきらめなかった事例が紹介されていて、相手と話し合うことの重要性をあらためて感じました。▶加えて本特集で印象的だったのが、case1にて「紹介元にはどのように話したらいいのか」が解説されていたことです。こうした知見はなかなかシェアされないように思います。「無理に契約しないのが大事なのは理解しているけれど、では紹介元にどう説明すればいいの?」と思う方もきっといるはず。読者への配慮を欠かさない小瀬古さんの優しさが感じられる本号でした。…高橋

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.