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次号予告・編集後記
高橋
pp.414
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688202153
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私が大事にしている考え方の一つに「配られたカードでいかに勝負するかを考える」というものがあります。いくら文句や不平不満を言っても状況が改善することは見込めず、現状での最善策を考えた方が生産的だと思うからです。▶個人的な話で恐縮なのですが、本号の制作期間中に“とあるイベント”に参加(参戦?)しました。参加にあたっては相応な準備が求められ、仕事や子育て(二児の父です!)をしながらそれらに対応することは、正直に言えばとても大変でした。しかし、「配られたカードでいかに勝負するか」を考えた結果、なんとかイベント当日を迎えて無事終了することができました。▶本号で取り上げた希望実現モデルには、そうした考え方が多分に含まれているように感じました。誤嚥のリスクが高いフルーツ好きの療養者から「口から食べたい」と言われた時に、どこまで寄り添うのか。食べられなくなったとしても、フルーツのゼリーを口に含んで、風味を感じてもらう。これはまさに「配られたカードでいかに勝負するか」を考えた結果なのではないでしょうか。…高橋
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