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次号予告・編集後記
高橋
pp.422
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300050422
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友人や知人に敬遠される行動の上位に君臨するのが「お店等で店員さんに横柄な態度をとる」ではないでしょうか(個人的見解です)。最近、お店や駅などでカスハラに関するポスターをよく見かけるようになりました。それらを見ていると、「お客様は神様だ!」という考え方が徐々に薄れていっているのだろうなと感じます。▶今回のテーマを考える上で難しいと感じたのが、当事者によってハラスメントかどうかの判断基準が微妙に異なるという点でした。Aさんにとっては普通のことでも、Bさんにとっては不快に感じる。自分の言動や行動に、いっそうの注意が必要だと感じたのでした。ハラスメントの問題を突き詰めて考えていくと、「いずれ誰とも何も話せない(関われない)日がやってくるのか……?」となりそうです。▶(権利や立場が守られるのは重要なのですが)カスハラが注意喚起されるがあまり、サービス提供側の権利意識(?)が強くなって、必要以上にハラスメントを指摘する世の中になるのも健全ではないのではとも思います。サービスを提供する側とされる側、お互いが敬意を持って、気持ちのよいコミュニケーションが取れる世界になるといいですね。…高橋

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