徹底分析シリーズ プラネタリーヘルスと麻酔
吸入麻酔薬の環境負荷—揮発性吸入麻酔薬のライフサイクルを通じて環境負荷について考える
重松 研二
1
Kenji SHIGEMATSU
1
1福岡大学病院 手術部
pp.684-688
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330070684
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近年,議論が続いていた温室効果ガスであるデスフルランの使用制限については,欧州で例外的使用が認められるなど一定の落ち着きをみせている。しかし,揮発性吸入麻酔薬を含め,化学的に安定し長期間環境中に滞留する有機フッ素化合物は,生物や人体への影響が懸念されており,世界的に排出削減の方向に進んでいる。
本稿では,揮発性吸入麻酔薬のライフサイクル(製造・使用・排出)を通じた環境への負荷について考えてみたい。

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