徹底分析シリーズ 手術場での急変対応—チーム医療で患者を救おう
まとめ:救急医の立場から—救急医と麻酔科医が車の両輪となった医療チームの重要性
森下 幸治
1
Koji MORISHITA
1
1東京科学大学病院 救命救急センター
pp.398-399
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330040398
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手術室は高度に専門化された多職種が集う場である一方,患者の急激な状態変化に即応する柔軟性が常に求められる。予定手術でも急変リスクは皆無ではなく,緊急手術や重症患者ではその頻度と重篤度はさらに高い。こうした状況下で患者の予後を左右するのは,個々の医師の技量のみならず,チームとしていかに機能できるかである。周術期管理を担う麻酔科医にとって,急変対応におけるチーム医療の質は重要なテーマと思われる。麻酔科医と外科医は「車の両輪」と表現されることが多いが,急変対応という局面では,麻酔科医と救急医もまた車の両輪となり得る。
本稿では,救急医・外科医としての筆者の臨床経験と過去の文献をふまえ,手術室急変の対応において重要と考えられる要点を概説する。
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