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パルスオキシメータの波形は,生体信号をそのまま増幅したものではない
内田 整
1
,
相原 聡
1
,
萩平 哲
1
,
内藤 祐介
2
1関西医科大学附属病院 麻酔科
2奈良県立医科大学 麻酔科学教室
pp.1219
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320121219
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LiSA 2025年8月号症例ライブラリー『波形を読む』を興味深く読ませていただきました。周術期モニタリングにおいて波形は重要な情報源であり,モニター画面の波形を観察することは周術期管理の基本です。
「消化管穿孔の麻酔導入時にSpO2が低下」で著者が述べているように,パルスオキシメータの脈波が循環管理に有用であることは言うまでもありません。しかし,心電図や観血的圧モニタリングとは異なり,モニター画面に表示されるパルスオキシメータの脈波は生体信号を単純に増幅したものではありません。
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