連載 今さら聞けない手術手技 第1回【新連載】
腹腔鏡下・ロボット支援下幽門側胃切除術
川端 良平
1
Ryohei KAWABATA
1
1堺市立総合医療センター 胃食道外科
pp.1038-1039
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320111038
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概要
幽門側胃切除術distal gastrectomy(DG)は,胃癌手術の代表的術式であり,近年は腹腔鏡下やロボット支援下による低侵襲手術が普及している。低侵襲手術は一般的に手術時間は延長するものの,出血の少ない精密な手術が可能である。
DGは幽門を含んだ胃切除で,定形手術では胃の2/3以上の切除を行い,Billroth Ⅰ・Ⅱ法またはRoux-en-Y法で再建する。切除標本は臍部切開創から摘出する。リンパ節郭清の際,出血のリスクがある。
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