特集 キャリア・カルトグラフィ 目的地への地図を描くように,主体的にキャリアを設計する
【実践コラム】キャリアの地図を描いて見えた景色
キャリアの方向性を考える—キャリア・カルトグラフィに取り組んでみて
小川 明佳
1
1横浜創英大学看護学部看護学科
pp.1067-1068
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350121067
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⦿これまでのキャリアを振り返って
私のキャリア発達を振り返ると,臨床で働いていた時に「看護職のエンプロイアビリティ」1)という概念に出会い,エンプロイアビリティを高める必要性や裁量権のある働き方の重要性を認識したことが転換点となりました。私自身のキャリアの形成過程は,その時々での出会いに導かれるように進んできた側面があり,具体的な目標や到達点を決め,それに向けてキャリア発達を遂げてきたわけではありませんでした。その後,臨床から看護基礎教育へと働く場を移し,さらに機会に恵まれて大学院博士後期課程へと進学しました。博士後期課程修了後の2022年からは,池田ゼミの池田真理教授らや修了生メンバーとキャリア・カルトグラフィの取り組みを本格的に始めました。
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