わたしの大切な作業・第101回
書くこと
今村 翔吾
pp.1007
発行日 2026年9月15日
Published Date 2026/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600101007
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私の大切な作業は「書く」ということ。こう言えば、私は手書き原稿なのかと思われる方もいるでしょう。しかし、残念ながら小説の執筆にはパソコンを使っています。というより、現代の小説家はそうせざるを得ないといったほうが適当かもしれません。手書き原稿をデータに起こすには相当な時間が掛かってしまいます。出版不況が叫ばれて久しい今、そこまでのコストを割くことが出来なくなっているのでしょう。小説家への登竜門である新人賞の大半も、今では手書き原稿を受け付けないと明記されています。つまり、デビューするならば「パソコンで書けるようにはなってこい」ということです。
パソコンでの執筆は厳密には「打つ」なのでしょうが、便宜上「書く」と言います。しかし、私が大切にしているのは、鉛筆なり、ペンなり、筆なりを使って、紙に書くということです。
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