わたしの大切な作業・第3回
日記を書くこと
高山 なおみ
pp.497
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201298
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この冬は、よく日の出を眺めていました。カーテンの隙間がオレンジ色になると目を覚まし、仰向けになったまましばらく陽を浴びる。冬の間は陽が上るのがわりと遅く、がんばって早起きしなくても毎朝見ることができました。私が住んでいるのは神戸の坂道を上りつめた高台のアパートなので、寝室の窓いっぱいに空と海が見渡せるのです。そのころに書いた日記の冒頭を、ここに少し引用してみます。
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