昭和の暮らし・第112回
暮らしの中の昭和:型板ガラス
市橋 芳則
1
1北名古屋市歴史民俗資料館
pp.402
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600040402
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建物には,光が差し込んでくるガラス窓やガラス戸があちらこちらにはめ込まれている.古い木製のフレームのガラス戸には,ゆがみや気泡が入った板ガラスが使われていることがある.日本家屋では障子とガラスを組み合わせた雪見障子といった建具もある.すりガラスのように板ガラスに加工を施し透過性を失わせ,光はある程度通すが室内は見えないものもよく用いられた.
昭和40年ごろからは木製のフレームに代わってアルミサッシが多用されるようになる.これにより,分厚くて堅牢なガラスを取り付けることが可能になった.初期のアルミサッシは,現代にように着色されたものではなく,アルミそのものの色であった.
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