提言
POOT(Psycho-Oncology Occupational Therapy)—対象者とその大切な存在,想いに寄り添った作業療法
池知 良昭
1
Yoshiaki Ikechi
1
1香川県立丸亀病院
pp.312-313
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600040312
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Psycho-Oncology(サイコオンコロジー)は,「心」の研究を行う精神医学・心理学(Psychology)と「がん」の研究をする腫瘍学(Oncology)を組み合わせた造語で,「精神腫瘍学」と訳される.われわれ作業療法士もPsycho-Oncologyの一端を担う職種にあると考え,臨床家である作業療法士の有志にてPOOT(Psycho-Oncology Occupational Therapy)研究会を発足した.現在はクローズドの会ながら,毎月,メンバーそれぞれが,臨床や研究における悩みをもち寄り,互いに検討する場として活動している.
私は近年,終末期がん,緩和ケアにおける作業療法に興味をもち,取り組んできた.ここで一度考えてほしい.人生の最期,あなたは,どこで,誰と,何をして過ごしたいか? 即答できる人は,そう多くないだろう.かくいう私もいまだ明確な答えは出ていない.
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