Japanese
English
特集 ルックスケアと作業療法—外見支援から広がる生活と社会参加
がん患者へのルックスケア,アピアランスケア—治療と生活をつなぐ外見支援
Appearance care and looks care for cancer patients: Appearance support to help with social reintegration
田尻 寿子
1
,
池知 良昭
2
Hisako Tajiri
1
,
Yoshiaki Ikechi
2
1静岡県立静岡がんセンター
2香川県立丸亀病院
pp.149-152
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600020149
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:がん患者のルックスケア(アピアランスケア)における作業療法の現状と課題とは?
Q2:ルックスケア(アピアランスケア)の目標と支援の過程とは?
Q3:脱毛やリンパ浮腫に対するルックスケア(アピアランスケア)の実際とは?
はじめに
近年,がん患者を取り巻く環境は大きく変化した.患者の生存期間が延長し,通院治療環境の整備が進み,働く患者が増加した現代のがん医療において,がん治療の継続や推進は,外見の支援なくして語れない時代になっている1).しかし,がん治療に伴う外見に現れる副作用は,生命に直接かかわらないことから軽視されている現状がある1).ルックスケア研究会では,ルックスケアを単なる美容行為ではなく,「心の回復」や「自己効力感の向上」,「生活の再構築」へとつなげる支援2)として位置づけており,作業療法士が支援できる可能性が大いにある.本稿では,がん患者に対するルックスケアについて,作業療法に焦点を当て以下に述べる.

Copyright © 2026, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.

