学会・研修会印象記
第7回日本メディカルAI学会学術集会
内田 直祐
1
1JCHO大阪病院
pp.1242
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590111242
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2025年6月27日,28日に国立京都国際会館で開催された第7回日本メディカルAI学会学術集会に参加しました.医療と人工知能に関する研究発表,知識交換,情報提供を通じて社会貢献を目指す本学会には,医療従事者だけでなくAI開発に携わる技術者や企業の開発部門で働く方々が多く参加されており,さまざま分野から活発な意見交換が行われていました.私は2025年度から病院長よりDXアンバサダーに任命され,病院内でのAIを用いた業務改善を始めるにあたり,学びを得たいと考え参加に至りました.
本大会のテーマは「彰往考来,医知革新」であり,「過去の知識と経験をもとに未来を見据える」という大会長の奥野恭史氏のお考えが込められています.これはAIの意義と重なるものです.奥野氏は学会のプログラムで「医療分野におけるAI技術の進化は日進月歩であり,過去の研究成果をしっかり理解・評価しつつ,未来の医療に繋がる新たな視点や可能性を探求することが求められます」とも述べていますが,本学会はまさに医療の未来を感じさせるものでした.
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