連載 研究計画書の書き方ガイド・第2回
倫理:研究者としての心構えとルールを実行する技術
京極 真
1
Makoto Kyougoku
1
1吉備国際大学
pp.1122-1126
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590101122
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
連載第1回1)で自らの現場経験からリサーチ・クエスチョンを掘り起こした読者は,研究計画書執筆のスタートラインに立っているはずだ.第2回の目的は,読者が研究の前提となる研究倫理を使いこなせるようにすることだ.研究倫理は,研究に協力してくださる参加者の尊厳を守るだけでなく,科学の信頼性を担保し,研究者を守るための心構えであり,ルールである.本論を読み終えるころには,あなたは以下の3つのスキルを身につけているだろう.
1.研究倫理の基礎知識と実装すべき技術を理解できる
2.倫理審査委員会とその審査のプロセスを把握できる
3.研究倫理の質を高めるためのAI活用法を理解できる

Copyright © 2025, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.