講座 作業療法士のための“やさしい”脳画像講座—脳画像から臨床像を読み解く・第6回【最終回】
脳画像から臨床像を読み解く—左半球病変の場合
酒井 浩
1
,
村井 俊哉
2
Hiroshi Sakai
1
,
Toshiya Murai
2
1藍野大学大学院
2京都大学大学院医学研究科精神医学
pp.570-576
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590060570
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本講座は,初学者,若手臨床家が脳画像の読み取り方を理解し,脳画像から患者さんの臨床像を結びつけられるようになることが目標であり,全6回シリーズで構成しています.脳画像から臨床像を読み解くための基本知識をおさらいし,前回は臨床応用編の(1)として,右半球病変における事例をご紹介いたしました.今回はシリーズ最終回ですので,高次脳機能障害を読み解くうえで最も難解なレベルに入る,左頭頂葉病変について模擬ケースを想定し,臨床所見と画像所見との関係性を照らし合わせ,脳画像から臨床像を読み解いています.紙幅の都合上,症例紹介に関する「はじめに」,「統合と解釈」,「ICF」は省いていますが,それでも十分なボリュームとなりました.これまでの本シリーズを手元において復習しながら,今回の原稿を読破していただければ幸いです.それでは,最後までお付き合いください.

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