連載 循環器作業療法〜今,作業療法士がすべきこと〜・第1回【新連載】
コラム②:『心不全患者の生活行為パンフレット』の作成から臨床活用まで
脇田 喜芳
1
,
今村 恵
2
1滋賀医科大学医学部附属病院
2JCHO滋賀病院
pp.60-61
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590010060
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
開発経緯
JCHO滋賀病院と滋賀医科大学医学部附属病院は滋賀県南部に位置し,医療圏を共有している.JCHO滋賀病院は,2015年(平成27年)に心大血管リハビリテーション(以下,心リハ)を開設,当初から作業療法士がかかわっており,患者層は高齢かつフレイル,重複障害が多い.滋賀医科大学医学部附属病院は2017年(平成29年)から作業療法士が心リハにかかわり,患者層は比較的若年であり,開心術後,ICU管理後等の重症患者が多い.
両施設とも循環器医,リハビリテーション医,看護師等の多職種で,心負荷がかかりにくいADL,IADLについて,教材等を使用し指導を行ってきた.しかしさまざまな病態に対応して指導を行ううえで,他施設との情報共有が必要であると考えられた.
Copyright © 2025, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.