連載 視覚ベースの動作分析・評価・第10回
腰部—動作分析に基づいた腰背部痛の評価と治療
森 健太郎
1
Kentarou MORI
1
1石川県済生会金沢病院
pp.137-140
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590020137
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症例紹介
64歳女性.1年前に腰部痛を主訴に整形外科を受診,軽度の変形性腰椎症と診断.薬物療法で加療されていたが特に誘因なく2週間ほど前から前屈時に腰背部に強い痛みが生じ,軽減傾向ではあるものの改善がみられないとの訴えがあり,受診した.X線所見を図1に示す.
既往歴 9年前:Th12圧迫骨折,6年前:左大腿骨頸部骨折(Garden 4),骨粗鬆症を合併.骨接合術後,骨頭壊死を合併.ハンソンピンロックプレートと軟部組織のインピンジメントがあるが日常生活に支障はなかった.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日).
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