特集 訪問看護・介護のこれからの制度設計
「社会福祉士・介護福祉士法」改正と介護専門職養成のあり方―これからの介護福祉士教育を考える
高野 龍昭
1
1東洋大学ライフデザイン学部
pp.827-832
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101174
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はじめに
1987(昭和62)年公布・1988(昭和63)年施行の「社会福祉士及び介護福祉士法」(以下,法)が,20年の節目を迎えた2007(平成19)年12月に大きく改正された。それに関する政省令・通知等も概ね出揃い,順次改正法が施行されてきている。これに基づいて,介護福祉士の養成カリキュラムも2009年度入学生から新カリキュラムとなる。
その一方で,看護師等養成と同様,専門学校での養成が主流となっていた介護福祉士養成に,近年は4年制大学が増加の傾向にある。
本稿では,こうした動向を踏まえ,介護福祉士を巡るこれらの新しい状況を整理し,介護および在宅ケアに関わる専門職の養成・教育のあり方について若干の検討を加える。
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