連載 とびら
恩師を偲んで—未来に恋する言霊をつなぐ
佐藤 美加
1
1東北保健医療専門学校理学療法科
pp.7
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590010007
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2024年の春,桜が咲く少し前に恩師が旅立った.恩師というのは,私の母校である国立仙台病院(現・仙台医療センター)附属リハビリテーション学院(以下,リハ学院)時代の担任である.
十数年ほど病気療養中であったが,年賀状などの交流は続いており,今年は寒中見舞いの手紙が届いていた.手紙は,能登半島地震のことから始まり私への気遣いと「さようなら」という言葉で終わっていた.文章も筆圧もしっかりしており,これからもまだまだ交流が続くと感じ,さようならとは書いていたが,またねの気持ちで読み終えていた.
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