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増刊号 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 症候群事典2026
わ行
ワーグナー症候群
Wagner syndrome
山下 勝
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
キーワード:
VCAN遺伝子変異
,
常染色体顕性遺伝
,
網膜硝子体変性症
Keyword:
VCAN遺伝子変異
,
常染色体顕性遺伝
,
網膜硝子体変性症
pp.173
発行日 2026年4月30日
Published Date 2026/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910980050173
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定義・概念
ワーグナー症候群は,常染色体顕性遺伝形式を示す遺伝性網膜硝子体変性症の一種である。極めて稀に家族歴のない新生突然変異例も存在する。後述のVCAN遺伝子変異により症状を呈する。1938年にHans Wagnerによって初めて報告された1)。全身合併症を伴わず,眼局所に限定された空虚硝子体と進行性の網膜変性を示す。以前は同じく常染色体顕性遺伝形式をとり,網膜剝離,感音性難聴,特異顔貌,口蓋裂,骨・関節症状などの全身症状を有するスティックラー(Stickler)症候群と混同されていたが,こちらはコラーゲン形成遺伝子の異常で生じるため現在は別の疾患として扱われる。
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