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特集 緊急気道確保せよ—耳鼻咽喉科頭頸部外科医に求められるDecision & Skill
《病態別緊急気道確保のタイミング,選択すべき手段》
頭頸部がん治療に関連した気道緊急への対応とその予防
Management and prevention of airway emergencies in head and neck cancer treatment
藤本 保志
1
Yasushi Fujimoto
1
1愛知医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
上気道狭窄
,
声門下狭窄
,
頸部聴診
,
嚥下機能低下
,
誤嚥
Keyword:
上気道狭窄
,
声門下狭窄
,
頸部聴診
,
嚥下機能低下
,
誤嚥
pp.421-424
発行日 2025年5月20日
Published Date 2025/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970060421
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POINT
●頭頸部がんによる気道緊急は本来,予測可能である。自覚症状や所見からred flag signを見逃さないことが重要である。
●頸部聴診や嚥下機能も含めた評価が有用である。
●安全な気管切開のためにはCTなどによる腫瘍浸潤範囲や圧排による構造の変化を確認する。
●喉頭全摘を前提とした気管切開や気管孔閉鎖後の再気管切開など頭頸部がん特有の留意点をまとめた。

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