増刊号 臨床ですぐ役立つ! 診療ガイドライン・手引き・指針のポイント解説
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域
4.めまい
前庭神経炎
瀬尾 徹
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院耳鼻咽喉科
キーワード:
回転性めまい
,
温度刺激検査
,
半規管機能低下
,
前庭代償
,
抗めまい薬
,
前庭リハビリテーション
Keyword:
回転性めまい
,
温度刺激検査
,
半規管機能低下
,
前庭代償
,
抗めまい薬
,
前庭リハビリテーション
pp.60-63
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970050060
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
POINT
◆急性発症の激しい回転性めまいで,方向固定性の水平性または水平回旋混合性眼振を認め,聴覚症状を有しない場合,前庭神経炎を疑う。
◆確定診断には温度刺激検査により半規管機能低下(半規管麻痺:CP)を認める必要がある。
◆急性期には,補液,制吐薬,抗めまい薬,ステロイドなどを投与する。
◆慢性期には,抗めまい薬のほか,前庭リハビリテーションが有効である。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.