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特集 喉頭手術・音声外科手術のABC to Z
《声帯麻痺に対する手術》
声帯内注入術—リン酸カルシウム骨ペーストを中心に
Injection laryngoplasty with calcium phosphate cement(CPC) for unilateral vocal cord palsy
山﨑 直弥
1
,
宇野 光祐
1
,
塩谷 彰浩
1
,
荒木 幸仁
1
Naoya Yamazaki
1
,
Kosuke Uno
1
,
Akihiro Shiotani
1
1防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座
キーワード:
片側声帯麻痺
,
声帯内注入術
,
高度声門閉鎖不全症例
,
内視鏡下CPC声帯内注入術
Keyword:
片側声帯麻痺
,
声帯内注入術
,
高度声門閉鎖不全症例
,
内視鏡下CPC声帯内注入術
pp.29-33
発行日 2025年1月20日
Published Date 2025/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970010029
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POINT
●声帯麻痺に対する外科的治療は大きく声帯内注入術と喉頭枠組み手術とに分類され,症例に応じた術式を選択する。
●声帯内注入術における注入物質は症例ごとに適切な注入物質を選択する。
●リン酸カルシウム骨ペースト(CPC,バイオペックス®-R)は長期間安定した音声改善効果が期待できる声帯内注入物質である。
●声帯内注入術では対応困難とされてきた高度声門閉鎖不全症例に対する内視鏡下CPC声帯内注入術の工夫による良好な治療成績を報告している。
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