増大号 超音波検査のパニック所見—いま知りたい、チェックポイントと緊急性
6章 腹部エコー領域:緊急所見
臓器損傷
工藤 岳秀
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
超音波検査
,
パニック所見
,
臓器損傷
Keyword:
超音波検査
,
パニック所見
,
臓器損傷
pp.410-415
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700040410
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はじめに
臓器損傷とは,交通事故や転倒,落下や衝突などによる強い衝撃で体内の臓器が傷つく状態を指す.損傷は,腹部に限局する場合もあれば,重度の多発外傷を伴うこともある.腹部損傷の性質および重症度は受傷機転および関与した力によって幅広く異なる.
本稿では,主に実質臓器損傷を来す病態の概要と特徴的な超音波像について解説する.また,通常の超音波検査でパニック所見に遭遇した際,主所見以外のその他の超音波所見や合併症の有無,随伴所見(神経症状など)の有無など,観察・確認すべきポイントについても解説する.

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