増大号 超音波検査のパニック所見—いま知りたい、チェックポイントと緊急性
6章 腹部エコー領域:緊急所見
上腸間膜動脈,腹腔動脈,腎動脈を含む急性大動脈解離
松本 力三
1
,
西尾 進
1
1徳島大学病院超音波センター
キーワード:
大動脈解離
,
超音波診断
,
分枝血管
,
パニック所見
,
Stanford分類
Keyword:
大動脈解離
,
超音波診断
,
分枝血管
,
パニック所見
,
Stanford分類
pp.430-435
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700040430
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はじめに
急性大動脈解離は重篤な心血管疾患である.わが国においては年々,増加傾向にあり,Stanford A型・B型を含めて年間約1万例以上の手術症例が報告されている.死亡例の93%が発症から24時間以内に死亡したと報告されており,救命は時間との闘いである1).診断の遅れが致命的な結果をもたらすため,迅速かつ正確な診断と適切な対応が求められる.
本稿では,腹部超音波検査における急性大動脈解離の診断,特に上腸間膜動脈,腹腔動脈,腎動脈を含む分枝血管への解離進展の評価と,パニック所見遭遇時の系統的対応について述べる.

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