増大号 サッと読めてパッとわかる! 感染症診断メモ。
6章 その他の感染症
1.培養陰性感染性心内膜炎で疣贅の検体が提出されました.鑑別としてどのような微生物を想起し,どのような検査を検討すればよいでしょうか?
渋江 寧
1
1横浜市立みなと赤十字病院感染症科・感染管理室・医療安全推進室
キーワード:
培養陰性感染性心内膜炎
,
抗菌薬先行投与
,
無菌性疣贅
Keyword:
培養陰性感染性心内膜炎
,
抗菌薬先行投与
,
無菌性疣贅
pp.459-463
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690040459
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●血液培養陰性の感染性心内膜炎と考えた場合,まず抗菌薬の投与歴の確認が重要であり,前医の処方や患者自身の判断で服用した抗菌薬なども含めて確認する.
●培養陰性となりやすい病原体の関与を推定するために病歴聴取が特に重要であり,既往歴,動物接触歴,乳製品や肉類の摂食歴,海外渡航・居住歴などを確認する.
●血液培養が陰性となりやすい,または血液培養で通常検出されない微生物名を具体的に挙げ,それに応じた適切な検査を微生物検査室と相談することが重要であり,特別な培地の使用,遺伝子検査,抗体などの血清学的検査なども検討する.

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