今月の臨床 —実臨床でのポイントがわかる—婦人科がん主要レジメンハンドブック
進行・再発子宮体がんに対する免疫療法併用の新展開—NRG-GY018試験およびDUO-E試験に基づく最新治療戦略
宇山 拓澄
1
,
的場 優介
1
,
山口 建
1
1広島大学大学院医学系科学研究科産科婦人科学教室
キーワード:
免疫チェックポイント阻害薬
,
PARP阻害薬
,
MMR検査
Keyword:
免疫チェックポイント阻害薬
,
PARP阻害薬
,
MMR検査
pp.278-285
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650800030278
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
POINT
●従来のTC療法に免疫チェックポイント阻害薬を併用することで,進行・再発子宮体がんの無増悪生存期間が有意に延長されることが示されてきた.
●NRG-GY018試験では,dMMRとpMMRとで別個で臨床試験がデザインされて両方ともに有効性が示されているが,特にdMMR症例で高い効果が示された.DUO-E試験では,MMRの状態に関わらない全体集団において,TC療法に免疫チェックポイント阻害薬を併用することによる有用性,またPARP阻害薬を追加することによる有用性が示されているが,特にPARP阻害薬の追加によりpMMRやHRR遺伝子変異陽性症例にも治療効果が広がる可能性が示唆された.
●実臨床での導入には,MMR検査を中心とした分子診断のルーチン化,患者背景の適切な評価,有害事象へ早期に対応できる体制の確立が重要となる.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

