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第5土曜特集 腫瘍免疫――免疫ネットワークから考える基礎と臨床
免疫チェックポイント阻害薬の成功から続く展望
【腫瘍別の免疫作動薬の現状と展望(単剤→併用・新規)】
婦人科がんへの免疫療法
Immunotherapy for gynecological cancer
濵西 潤三
1
,
万代 昌紀
1
Junzo HAMANISHI
1
,
Masaki MANDAI
1
1京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学
キーワード:
PD-1
,
PD-L1
,
CTLA-4
,
マイクロサテライト不安定性(MSI)
,
PARP阻害薬
,
血管新生阻害薬
,
マルチキナーゼ阻害薬
Keyword:
PD-1
,
PD-L1
,
CTLA-4
,
マイクロサテライト不安定性(MSI)
,
PARP阻害薬
,
血管新生阻害薬
,
マルチキナーゼ阻害薬
pp.504-508
発行日 2022年4月30日
Published Date 2022/4/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28105504
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免疫チェックポイント阻害薬は,さまざまな悪性腫瘍に対する標準治療の一躍を担いつつある.婦人科がんにおいては,子宮体がんを中心に単剤や他剤との併用療法も国内で保険診療が可能となった.また子宮頸がんにおいても標準化学療法との併用療法が承認間近となっており,卵巣がんについては,PARP阻害薬や血管新生阻害薬との併用療法の有用性が示されつつあり,さらにiPS細胞(人工多能性幹細胞)を利用した次世代型の免疫療法への挑戦がはじまっている.そこで本稿では,婦人科がんに対する個々の免疫療法の現状と今後の展望と課題を概説する.
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