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特集 Advanced LECSを安全に導入するためのバイブル
十二指腸LECS
Vater乳頭に近接する表在型非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍に対するD-LECSの工夫
Modifications of D-LECS for superficial non-ampullary duodenal epithelial tumor near the Vater papilla
池田 太郎
1
,
金治 新悟
1
,
森田 圭紀
2,3
,
裏川 直樹
1
,
原田 仁
1
,
杉田 裕
1
,
酒井 新
2
,
豊永 高史
2
,
児玉 裕三
2
,
掛地 吉弘
1
Taro IKEDA
1
1神戸大学大学院医学研究科外科学講座食道胃腸外科学分野
2神戸大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野
3神戸大学大学院医学研究科医療創成工学専攻医療機器学講座精密診断治療機器学分野
キーワード：
Vater乳頭
,
表在型非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍
,
膵管癒合不全
,
膵管ステント
Keyword:
Vater乳頭
,
表在型非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍
,
膵管癒合不全
,
膵管ステント
pp.1449-1453
発行日 2025年12月20日
Published Date 2025/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570800131449
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【ポイント】
◆病変辺縁がVater乳頭から1cm以内の症例については，術中の乳頭損傷を予防する目的で，術前に膵管ステントを留置のうえで手術を行っている．
◆膵管ステント留置にあたっては，側視鏡での腫瘍と乳頭との位置関係の評価，magnetic resonance cholangiopancreatography（MRCP）での膵管癒合不全の有無および胆膵管の走行の評価が必要である．
◆留置した膵管ステントをガイドに乳頭部近傍の粘膜欠損部を腹腔鏡下に縫合閉鎖することで，出血などの術後合併症の発生を予防できると考える．
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