増刊号 周術期管理マニュアル—保存版
Ⅳ術後合併症とその管理
消化器系
クロストリジオイデス・ディフィシル感染症
倉井 華子
1
Hanako KURAI
1
1静岡県立静岡がんセンター感染症内科
pp.230-232
発行日 2025年10月22日
Published Date 2025/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570800110230
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
名称について
●本疾患は偽膜性腸炎,クロストリジウム腸炎などさまざまな呼び方をされているが,2016年にクロストリジオイデス・ディフィシルに名称変更されたため,現在はクロストリジオイデス・ディフィシル感染症(Clostridioides difficile infections:CDI)と呼ぶことが多い.
●C. difficileは偽膜性大腸炎の原因菌としてよく知られているが,C. difficileによる下痢症や腸炎のすべての症例で消化管に偽膜形成が認められるわけではない.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

