連載 アーキテクチャー×マネジメント・131
—社会医療法人柏葉会—札幌柏葉会病院
石橋 達勇
1
1北海学園大学工学部建築学科
pp.909-913
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523770840120909
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■はじめに
札幌柏葉会病院は,1971年に「心温まる医療」を理念として柏葉武初代院長が柏葉脳・神経外科医院として開院,1980年に医療法人柏葉脳神経外科となり,2024年12月に現在の敷地に移転新築した(図1).移転を機に現在の名称に改名したが,その背景には国際的に通用する「札幌」という地名を頭につけ,世界標準の医療を行い,神経疾患を診る専門家が集まりやすい日本を代表するような神経科学の拠点病院を目指したいという決意が込められている.また現在の理念は,法人格が2020年社会医療法人となった際に,病院の全ての職員の行動規範にもなるように短く覚えやすく,最終的に職員おのおのが多様に解釈して考えてもらいたいという気持ちも込めて「信頼と尊敬の医療」と制定した.

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