増大特集 ワクチン開発
Ⅷ.サポート機関(実中研)
国産ゲノム編集技術によるモデル動物開発と感染症研究への展開
吉見 一人
1
,
真下 知士
1
Yoshimi Kazuto
1
,
Mashimo Tomoji
1
1東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野
キーワード:
マウス
,
ラット
,
CRISPR/Cas3
,
大規模欠失
,
ノックイン
Keyword:
マウス
,
ラット
,
CRISPR/Cas3
,
大規模欠失
,
ノックイン
pp.506-507
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050506
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様々な感染症に対する有効な治療法やワクチンを開発するために,遺伝子改変動物モデルは不可欠であり,迅速な遺伝子改変動物作製を支える基盤構築は極めて重要である。近年,国産ゲノム編集技術CRISPR/Cas3も,Cas9と同様に遺伝子改変マウス,ラット作製に利用できることが報告され,感染症研究への活用が期待されている。本稿では,CRISPR/Cas3の概要と特徴,遺伝子改変動物への展開について紹介する。
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