増大特集 ワクチン開発
Ⅵ.シナジー拠点(長崎大学)
ワクチン候補の免疫学的評価:リーシュマニア症を例として
濱野 真二郎
1
Hamano Shinjiro
1
1長崎大学熱帯医学研究所寄生虫学分野
キーワード:
リーシュマニア症
,
細胞内寄生
,
1型免疫応答
,
細胞性免疫
,
controlled human infection model
,
CHIM
,
条件つき承認
,
provisional approval
Keyword:
リーシュマニア症
,
細胞内寄生
,
1型免疫応答
,
細胞性免疫
,
controlled human infection model
,
CHIM
,
条件つき承認
,
provisional approval
pp.484-485
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050484
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リーシュマニア症はマクロファージ内で寄生・増殖するLeishmania属原虫が引き起こす慢性感染症で,液性免疫では防御が成立せず1型細胞性免疫が重要である。現在,弱毒生ワクチン候補LmCen-/-を含む複数の候補が前臨床・臨床段階にあり,IFN-γ遊離試験やDTHによる細胞性免疫の評価法の標準化が進むと共に,CHIMや免疫相関マーカーに基づく代替エンドポイント戦略の検討が進められている。
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