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特集 AIにより加速する生体分子デザイン
Ⅲ.機能性タンパク質分子デザイン
タンパク質エンジニアリングで生命誕生の謎に挑む
Exploring the mysteries of life's origins through protein engineering
田上 俊輔
1
Tagami Shunsuke
1
1理化学研究所生命機能科学研究センター
キーワード:
自己集合ペプチド
,
配列単純化
,
フォールド進化
,
原始転写・翻訳系
Keyword:
自己集合ペプチド
,
配列単純化
,
フォールド進化
,
原始転写・翻訳系
pp.154-158
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760020154
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原始地球における生命誕生のプロセスは,生物学における最大の謎の一つである。現存する生命の細胞内では,タンパク質が機能分子としての中心的な役割を担っている。しかし,それらの非常に複雑かつ多様な構造・機能だけを眺めていても,タンパク質が最初に誕生したプロセスを想像するのは難しい。そこで,人為的にタンパク質をエンジニアリングすることによって,太古のタンパク質進化を再現・理解しようという取り組みが進められている1)。

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