映画の時間
—いくつになっても、人生は想像を超えていく—カミング・ホーム
桜山 豊夫
pp.338
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870900040338
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舞台は、米国ペンシルベニア州のとある田舎町ブーントン。一人の高齢男性が町議会に向かっているところから映画は始まります。この男性が本作の主人公ミルトン(ベン・キングズレー)です。日本の地方議会と制度が違いますが、聴聞会のようなものでしょうか、町民が短時間ですが、議員に対して意見を開陳する機会があるようです。ミルトンは町のスローガンの変更と横断歩道の新設を求めますが、議員たちはあまり興味を示しません。米国の地方自治の様子が垣間見られて興味深いシーンです。
ミルトンは郊外の一軒家で一人暮らしをしています。娘のデニス(ゾーイ・ウィンターズ)は、やや認知症気味のミルトンを心配して病院での検査を勧めますが、彼は耳を貸しません。その日の夜、庭に宇宙船が墜落します。911(日本でいう110番)に電話をしますが、いたずらと思われて取り合ってもらえません。
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