特集 日本のがん対策 過去・現在・未来—がん対策基本法成立20年を迎えて
全国で最もがん死亡率が高い青森県はどのようにがん対策に取り組んでいるか?
松坂 方士
1
1弘前大学大学院医学研究科医学医療情報学講座
キーワード:
がん登録
,
がん検診
,
がん検診精度管理
Keyword:
がん登録
,
がん検診
,
がん検診精度管理
pp.969-986
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890110969
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ポイント
◆青森県の全がん年齢調整死亡率は2006年以降、男女とも全国で最も高い状態が続いているが、その実態は不明だった。
◆県は早期発見されるがんが少ないことを明らかにし、対策型検診の精度管理を向上させることでその克服を図っている。
◆公衆衛生上の課題がある場合、客観的な評価に基づいて科学的に裏付けのある施策につなげる取り組みは参考とすべきである。

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