特集 日本のがん対策 過去・現在・未来—がん対策基本法成立20年を迎えて
がん登録から見た5年生存率の向上—公衆衛生的視点と今後の展望
松田 智大
1
,
梅沢 淳
2
,
中林 愛恵
3
,
堀 芽久美
4
1国立がん研究センターがん対策研究所がん登録センター
2国立がん研究センターがん対策研究所がん登録センター 基盤管理室
3国立がん研究センターがん対策研究所がん登録センター 中央登録室
4国立がん研究センターがん対策研究所がん登録センター 利活用推進室
キーワード:
生存率
,
がん登録
,
がん対策
Keyword:
生存率
,
がん登録
,
がん対策
pp.949-960
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890110949
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ポイント
◆臨床現場においての生存率を住民ベース生存率に発展させるのに多大な努力が必要であった。
◆日本のがん患者の生存率は1970年代から2016年までの50年弱の推移を見ると目覚ましく向上している。
◆がん生存率はがん対策に活用されるべきだが、対象、推定方法などによって異なるため、国際標準の指標が必要である。

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