特集 公衆衛生と死—よりよい死を迎えるために公衆衛生は何ができるか
公衆衛生における死の位置付けの歴史と現状
稲葉 裕
1
1順天堂大学
キーワード:
死亡診断書
,
死因統計
,
死の質
,
quality of death/dying
,
終末期医療
Keyword:
死亡診断書
,
死因統計
,
死の質
,
quality of death/dying
,
終末期医療
pp.102-108
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890020102
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ポイント
◆公衆衛生における死の位置付けは、避けるべきもの、予防すべきものという視点から、受容し、質を評価すべきものという視点に変わりつつある。
◆ヒトの死を巡る倫理的課題、死の質の評価についての議論を深めていく必要がある。
◆死を個人の現象にとどめておくのではなく、地域社会の中で評価していく方向に向かうべきではないか?
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