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2024年9月18〜20日にオランダ・ロッテルダム市で第2回グローバルヘルスリテラシーサミット(IHLA 2nd Global Health Literacy Summit、https://www.i-hlasummit.org)が開催されました。先行するアジアのアジアヘルスリテラシー学会(Asian Health Literacy Association: AHLA)はすでに10回開催されていますが、前AHLA代表のピーター・チャン教授(台湾)の尽力が大きく、欧州のヘルスリテラシーの研究者の先生方もアジアの方に多く参加されていました。国際ヘルスリテラシー学会(International Health Literacy Association: IHLA)のグローバルヘルスリテラシーサミットは3年に一度開催する予定ですが、前回の2020年はコロナ禍で延期となったので、全世界のヘルスリテラシーの国際学会としては初めての対面開催となり、約80カ国から500人以上が参加しました。
ロシアのウクライナ侵攻のため、航空路線は北極点回りとなり、今回はロンドン経由でアムステルダム入りし、そこから車で1時間移動して、ロッテルダムに到着しました。ロッテルダムは都市建築で有名で、独特な形状を誇るロッテルダム中央駅から、最古の歩行者天国であるリンバーン通り、トラムで数駅走ると多くの観光客が訪れるキューブハウスやマーケットホールなどの目を見張るユニークなデザインの建造物が堪能できます。デザインが本当に素晴らしく、その華麗さに魅了されましたが、第2次世界大戦でロッテルダムの旧市街はほとんど焼け野原となり、街の建物が焼失したために新しい建造物を造って再建を目指したという歴史の重さにがくぜんとしました。
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