臨床医からの質問に答える
術前評価としての心エコーレポートにおいて,リスク評価として注意すべきポイントはどこですか?
小倉 良太
1
,
沖野 久美子
2
1札幌徳洲会病院検査室
2北海道医療大学医療技術学部臨床検査学科
pp.531-533
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540050531
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はじめに
手術時の麻酔や呼吸管理によって心拍出量の減少や血圧低下を来すことがあり,そのリスク要因に心臓疾患が挙げられる.病歴や身体所見で心疾患が疑われる場合は,12誘導心電図,心エコー図検査,心臓負荷試験の施行が推奨される1).心エコー図検査は非侵襲的に繰り返し施行でき,心機能や弁膜症の評価に有用で,術前検査として依頼されることが多い.
非心臓手術におけるリスク評価では,左室収縮機能の低下,大動脈弁狭窄症(aortic stenosis:AS),肺高血圧症(pulmonary hypertension:PH)が重要視されることから,本稿では,これらの疾患に対し心エコー図検査をする際に留意すべき点と,レポートを通じて医師に伝えるべきポイントについて述べる.

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