技術講座 微生物
—step up編—微生物の特殊染色—莢膜染色,芽胞染色,鞭毛染色
田中 洋輔
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院臨床検査部
pp.399-406
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540040399
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Point
●菌株から莢膜染色をする場合の塗抹標本作製は,水ではなく血清を用いるとよい.ヒス法はCryptococcus属の莢膜染色には適さないため,墨汁法が用いられる.
●芽胞染色をする場合,有芽胞菌であっても常に芽胞が観察されるとは限らず,芽胞形成には培地の種類や培養温度,時間が大きく影響することを念頭に置く.
●鞭毛染色をする場合,菌株の選定と培養時間が重要である.鞭毛が確認されてもその機能が失われていれば,運動性なしと判定されることがある.

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