マスターしよう基本操作
鞭毛染色法
増谷 喬之
1
,
桜木 麗子
1
,
藪内 英子
2
1奈良県立医科大学付属病院中検
2関西医科大学
pp.345-352
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202255
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鞭毛形態の観察は細菌の属または種を同定するために必要な検査法であり,正確な同定結果を得るのに不可欠の場合も少なくない.鞭毛染色法には,レフレル法を初め,西沢・菅原法,戸田法及びレイフソン法などが知られているが,日常検査に応用するには,簡単な操作で美しい染色像の得られる方法が望ましい.レイフソン法は染色操作が一度だけであること,染色液を長く保存できること,及び終未点がよく分かることから,日常検査にとり入れやすい.ここではレイフソン法の実技とその染色所見を図示し,鞭毛染色の基本操作を解説する.
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